活動紹介

2024年度の活動

2023年度の活動

2022年度の活動

2025年3月22日佐々木恵介教授最終講義

史学科で長く教鞭を執ってこられた佐々木恵介教授(日本古代史)の退職を記念した最終講義が2025年3月22日(土)午後に実施されました。

タイトルは「寺院・神社建築からみた仏・神と人との関係」で、古代における寺院建築、神社建築の変遷について独自の見解を交えつつ、大局的な変化を論ずるもので、改めて佐々木先生の鋭い着眼点に圧倒される内容でした。

多くの卒業生・在校生・教職員・研究者など、事前申込みのほか当日参加者も加わり、会場は予備の座席まで埋まる盛会となりました。時折、会場が笑いに包まれる、先生の学識と人柄があふれる講義でした。講義後の茶話会でも、思い出話と先生への感謝の気持ちは尽きることなく、名残を惜しみました。

Topへ戻る

2025年3月17日~19日2024年度史学科日本史コース学科旅行(岡山・倉敷地域)

史学科日本史コースの日本史演習Ⅰ(2年ゼミ)では、3月17日~19日に2泊3日で岡山・倉敷地域の歴史に関わる場所を見学する学科旅行を実施しました。史学科では、歴史を深く理解するため、教室での学びだけでなく、歴史に関わる場所を実際に訪れることを大切にしています。

3月17日
岡山駅集合→岡山城→吉備津彦神社→吉備津神社→岡山泊
3月18日
後楽園→林原美術館→足守散策(旧足守商家藤田千年治邸・旧足守藩侍屋敷など)→閑谷学校→備前長船刀剣博物館→靭負神社→岡山泊
3月19日
倉敷美観地区散策(阿智神社・語らい座大原本邸・倉敷アイビースクエア・倉紡記念館など)→昼頃解散

地形・街並み・建築や文書・絵画・モノを通じて、古代から近代までの歴史を体感しました。

閑谷学校見学

吉備津神社散策

阿智神社参拝

アイビースクエアで集合写真

Topへ戻る

2025年2月22日印出ゼミ(ヨーロッパ中世史ゼミ)学外研修(日本科学未来館「パリ・ノートルダム大聖堂展」)

中世ヨーロッパの歴史を学ぶ史学科の印出ゼミでは2025年2月22日、学外研修として日本科学未来館で行われた「パリ・ノートルダム大聖堂展」を見学しました。

フランスの国宝的建築物のひとつであるノートルダム聖堂の火災は悲劇的な出来事でしたが、フランス政府はこれを機に建物の大規模な修理と徹底的な調査を実施し、この度その成果を、ユニークな手法を駆使して世界各地で発表しました。

Topへ戻る

2025年1月20日大学院講演会「大学院史学専攻修了者が社会科教育に携わるということ」

2025年1月20日、史学科・大学院史学専攻では、本学学生や教職員を対象とする講演会「大学院史学専攻修了者が社会科教育に携わるということ」(2024年度大学院講演会)を開催いたしました。講師として、青山学院大学大学院修士課程(史学専攻)を修了し、現在、逗子開成中学校・高等学校で社会科教諭としてご活躍なさっている片山健介氏をお招きしました。

片山氏は、社会科教員としての通常の仕事や、私たちが学校教育の科目として歴史を学ぶことの持つ魅力、意義、複雑さ、危険性について、大学院史学専攻修了者としての知見を織り交ぜつつ、具体的に話してくれました。そこでは、単なる暗記教育ではなく、「歴史的事象を自分なりに解釈すること」「目の前に提示されている情報の向こう側に隠されている何かを読み取ること」の重要性が強調されていました。

本学には、教職免許を取得するためのカリキュラムを履修している学生が多くいます。講演中に熱心にメモを取る姿が見られました。講演後には質疑応答の時間を設けたところ、就学中の生徒がSNSなどを通じて接する偏った歴史観の危うさ、教員として「歴史総合」などの新課程に対応していく難しさや課題などについて、多くの質問が寄せられました。

講演会は、中学や高校の社会科教員の仕事や課題について、理解を深めるよい機会になりました。

Topへ戻る

2024年11月3日芹口ゼミ(日本近世史ゼミ)学外研修(横浜開港資料館「外国奉行と神奈川奉行―幕末の外務省と開港都市―」展)

史学科の日本史演習Ⅱ-3(日本近世史ゼミ)は、2024年11月3日(日)、横浜開港資料館で開催された日米和親条約170周年記念特別展「外国奉行と神奈川奉行―幕末の外務省と開港都市―」を見学しました。

この特別展は、安政元年(1854)に横浜で日米和親条約がむすばれてから今年で170周年を迎えることを記念しており、前期展示では日本が欧米諸国と外交を行うために創設された「外国奉行」を、後期展示では横浜の開港場周辺の行政や居留地での外国人との折衝を担当した「神奈川奉行」をテーマに扱っています。私たちが訪れたときは、後期展示の「神奈川奉行」が開催されていました。

展示を通じ、幕末維新期の横浜の様子や行政、横浜をおさめる神奈川奉行の業務について、史資料の現物等を実際に目にしながら学ぶことができました。また、前期展示「外国奉行」にも足を運んだ学生は、展示内容を比較しながら見学していました。

特別展フォトスペースにて

「日米和親条約締結の地」モニュメント

Topへ戻る

2024年11月学生・院生らが大学史資料を読み解いた成果を旧久邇宮邸車寄「クニハウス」で展示

聖心女子大学アーカイブズでは、大学の歴史に関わる資料を保存・整理し、利活用できるようにすることをめざしています。そこで今回、アーカイブズが所蔵する資料を教材とし、学生と読み解く授業を行い、その成果を旧久邇宮邸車寄を活用した大学史展示施設「クニハウス」で展示する試みを行いました。

1年次生の基礎課程演習(大学での学びや研究の基礎を身につける授業)では、学生新聞『聖心ジャーナル』を手がかりに、1970年前後の日本について考えました。紙面では公害問題やオイルショックなど、当時社会問題となっていた出来事が取り上げられていました。また「女性と社会」という記事では、緒方貞子さん(のち国連難民高等弁務官。聖心女子大学1回生)が学生記者から取材を受け、女性の社会進出について意見を述べていました。

大学院の史学専攻のゼミでは、初代学長マザーブリットが大学開学前の1947年にGHQ関係者に送った手紙を読み解きました。当時聖心女子学院では校舎の不足に悩んでいました。手紙からは、マザーブリットが連合国軍最高司令官であるマッカーサーの名前も出しながら、GHQ関係者と交渉し、校舎となる建物を千葉県から移築しようと試みていたことがわかりました。マザーブリットが優れた交渉力を持っていたことについては、緒方貞子さんも後に回想しています。

手紙からGHQとの交渉の様子を読み取った受講生からは、「マザーブリットの学校設立のための努力や、修道女・教育者とは別の一面を見ることができて大変興味深かった。」などの感想がありました。

出来上がった展示をみる学生

Topへ戻る

2024年9月18日~20日桑名ゼミ(ヨーロッパ近現代史ゼミ)学外研修(徳島・大塚国際美術館)

史学科では、さまざまな時代の建築や芸術作品にふれて多様な視点や発想力を養い、歴史への理解を深める学外研修を実施しています。ヨーロッパ近現代史を学ぶゼミ「世界史演習II・III−4」に所属する学生10名が、2024年9月18日~20日に徳島県鳴門市の大塚国際美術館を見学しました。

この美術館では、ヴァチカンのシスティナ礼拝堂やレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をはじめ、西洋美術の名作を陶板画によるレプリカで鑑賞することができます。宿泊施設に戻った後は、美術館見学で得た新たな発見や気づきについて意見交換を行い、理解を深めました。また、4年生は卒論指導のための面談も行い、各自の研究を深める機会となりました。

Topへ戻る

2024年9月10日~11日土田ゼミ(日本近代史ゼミ)学外研修(神戸)

史学科の「日本史演習Ⅲ – 4(1)」(日本近代史ゼミ)が、2024年 9月10日・11日に兵庫県神戸市への学外研修を実施しました。

10日には神戸港周辺を訪問し、旧居留地跡に残る建物や、震災時の港湾の被災状況を保存した「神戸港震災メモリアルパーク」、海・船・港と川崎重工の歴史を展示した神戸海洋博物館・カワサキワールドを見学しました。

11日には、1995年の阪神・淡路大震災の経験・教訓を伝える「人と防災未来センター」と、旧外国人街であった北野異人館街を見学しました。

神戸港メリケンパークにて

神戸港震災メモリアルパークにて

Topへ戻る

2024年8月23日~24日芹口ゼミ・大学院芹口ゼミ(日本近世史ゼミ)学外研修(水戸)

2024年8月23日から24日の二日間、史学科の日本史演習Ⅱ-3・日本史演習Ⅲ-3・日本史論文演習3(日本近世史ゼミ)は、茨城県水戸市の史跡やアーカイブズ施設を巡見しました。

一日目は、水戸城の大手門や二の丸角櫓、旧水戸彰考館の跡地に設けられている二の丸展示館、藩校の弘道館を見学しました。また、徳川家康と水戸藩初代藩主頼房を祀る水戸東照宮に足を伸ばしました。

二日目は、茨城県立歴史館、偕楽園、徳川ミュージアムを回りました。このうち、茨城県立歴史館は、博物館機能と文書館機能を併せ持つ施設です。当日は、茨城県立歴史館の学芸員の方に、閲覧室のご説明と、旧水海道小学校本館のご案内等をしていただき、茨城県の歴史、歴史館の機能について学びました。

以上、史跡や史料の実物を目にすることで、現地に行かなければ分からない知見を得ることができました。茨城県立歴史館をはじめ、多くの地域の方々に大変御世話になりました。ありがとうございました。

水戸城大手門の見学

旧水海道小学校の見学

徳川ミュージアムにて集合写真

Topへ戻る

2024年7月7日世界史2年ゼミ・桑名ゼミ(ヨーロッパ近現代史ゼミ)・ヨーロッパ現代史Ⅰ学外研修(PARCO劇場『オーランド』ヴァージニア・ウルフ原作)

7月7日、史学科「世界史演習」・「ヨーロッパ現代史」で、渋谷のPARCO劇場で上演中の演劇『オーランド』を鑑賞する学外研修を実施しました。イギリスの作家ヴァージニア・ウルフの小説を舞台化したもので、主人公オーランドの数奇な一生が描かれています。

学生からは「オーランドが様々な人に出会い、愛を知っていく中で、最後には自立した女性へと変化していく姿に感銘を受けました。時代が変わると女性の生きづらさも変化していく中で、16世紀から現代まで変わらない、一貫した部分も感じ、考えさせられる舞台でした。」といった感想が寄せられ、時代の変化と共にジェンダーについての見方が変化していくことを、学生たちは興味深く受け止めた様子でした。

Topへ戻る

2024年6月11日日本史2年ゼミで旧久邇宮邸を見学する特別授業

史学科日本史コースでは、2024年6月11日に2年次生を対象とした「日本史演習Ⅰ(1)A」「日本史演習Ⅰ(1)B」で、本学キャンパス内にある重要文化財「旧久邇宮邸(通称パレス)」と大学史の展示室がある「車寄せ(通称クニハウス)」を見学する特別授業を実施しました。学生たちはクラスごとに分かれ、担当の教職員の解説を受けながら、2つの施設を見学、自分たちの通うキャンパスの歴史と大学の歴史を学びました。

パレスについては、「解説を聞かないと見落としてしまうようなことに気づけた」、「解説を聞くことでその意義がよくわかった」など、文化財としての価値をより深く理解できたとの感想がありました。大学史の展示では、大学が設立された頃、歴史上でも名前の出てくるダグラス・マッカーサーや吉田茂などの協力を得ていたことがわかる史料、第1回卒業生の緒方貞子さんや渡辺和子さんの写真など、当時の学生生活を伝える史料などをみて、自分たちとのつながりを感じたり、日本近現代史における聖心女子大学の位置づけについて考えたりしていました。

旧久邇宮邸の見学

大学史展示室の見学

Topへ戻る

2024年2月27~29日2023年度史学科日本史コース学科旅行(しまなみ海道・尾道・広島・厳島神社)

史学科の日本史コースでは、2年次生を対象として、年度末に史跡や博物館などを見学する、通称「学科旅行」を行っています。今年度は広島県を下記の行程でめぐりました。

2月27日:しまなみ海道
福山駅集合→向上寺三重塔→耕三寺→大山祇神社→尾道泊
2月28日:尾道(午前)・広島市内(午後)
浄土寺→西郷寺→西国寺→御袖天満宮→天寧寺→新幹線で広島に移動→原爆資料館・広島城など→広島泊
2月29日:厳島
厳島神社・豊国神社(千畳敷)など→昼頃厳島で解散

今回は、3日目の厳島神社を除き、お天気に恵まれましたが、例年通り、毎日かなり歩き、とくに尾道は坂ばかりだったので、みんな相当疲れたようです。けれども、参加者全員が、あらかじめとくに詳しく見学したい場所を決めていたこともあって、有意義な研修になったと思います。

丘の上の向上寺三重塔にやっとたどり着く

珍しい時宗の西郷寺本堂

尾道の坂を海に向かって下る

厳島神社で鹿と一緒に記念撮影

Topへ戻る

2024年1月22日世界史コース「アジア史卒論発表会」開催

2024年1月22日(月)に史学科の東アジア史ゼミと西アジア史ゼミが主催するアジア史卒論発表会が開催され、今年度提出された12本の卒業論文のうち、下記の7本について報告が行われました。

  1. 纏足から見る女性の美意識
  2. 近代から現代の中国女性の服飾と女性観の変化の関係
  3. 離散家族再会事業からみる南北関係
  4. イスラーム圏の服飾文化とその影響
  5. イブン・ジュバイルとイブン・バットゥータの巡礼にみる宿泊場所
  6. ナゴルノ・カラバフ紛争 ―民族対立の始まりとその変容―
  7. イスラーム絨毯の旅 ―伝統工芸品の海外輸出によるヨーロッパ世界への影響―

発表会には25名弱が参加しました。各報告に対しては、卒業論文のテーマや内容に関するものから論文執筆の心構えなどさまざまな質問が寄せられました。

Topへ戻る

2023年12月4日大学院講演会「学芸員の仕事を知ろう!」

2023年12月4日、史学科・大学院史学専攻では、本学学生や教職員を対象とする講演会「学芸員の仕事を知ろう!」(2023年度大学院講演会)を開催いたしました。講師として、本学の学部(史学科)を卒業、大学院修士課程(史学専攻)を修了し、現在、昭和館学芸部学芸課資料係として働いている髙橋彩華さんをお招きしました。「昭和館」(東京都千代田区)は、戦中・戦後の国民生活上の労苦について展示する国立の施設です。

髙橋さんは、学芸員としての通常の仕事や、企画展の企画から準備、実施に至るまでの過程などについて、体験にもとづき、具体的に話してくれました。

本学には、学芸員の資格を取得できる博物館学芸員課程があり、学芸員の仕事や博物館に関心を持つ学生が多くいます。講演中に熱心にメモを取る姿が見られました。事前に集めた質問に加え、講演後にも質問を募りました。学芸員をめざすためにすべきことや、学芸員としてのやりがい、おすすめの博物館についてなど、多くの質問が寄せられました。

講演会は、学芸員の仕事や博物館について、理解を深めるよい機会になりました。

Topへ戻る

2023年11月21日元スロベニア特命全権大使による講演会

本学史学科では、多角的な視点や発想から歴史を読み解く力を養うため、様々なゲストを招いての特別講演会を定期的に実施しています。

2023年11月21日に長年外交官として活躍してこられた石榑利光様をお迎えして、「ハプスブルク帝国とスロヴェニア」をテーマとする特別講演会を開催しました。石榑様は1970年、大学在学中に外務省に入省され、2011年から2013年まで、在スロベニア特命全権大使を務められています。

ご講演ではスロヴェニアの歴史、特にハプスブルク帝国との関係や民族・文化の特色、現在のスロヴェニアの魅力まで、盛り沢山なお話をうかがうことができました。

Topへ戻る

2023年11月18日、25日土田ゼミ(日本近現代史ゼミ) 学外研修(深川周辺と皇居周辺)

日本近現代史ゼミでは、東京都内で学部・大学院合同の学外研修を実施しました。

2023年11月18日には江東区深川周辺を歩き、江東区深川江戸資料館や清澄庭園、隅田川と清洲橋、江東区芭蕉記念館などを訪れ、江戸・東京の歴史を学びました。

25日には戦中・戦後のくらしを展示する昭和館や皇居東御苑を訪れました。昭和館では学芸員の方から説明を受け、展示を見学したほか、紙芝居師による紙芝居上演イベントにも参加しました。皇居東御苑では天守台、大番所、百人番所、同心番所などを見学しました。

Topへ戻る

2023年10月7日~9日大学院史学専攻生が日本史研究会大会に参加する学外研修

大学院史学専攻修士課程の日本史研究2(2)・日本史研究4(2)(大学院ゼミ)では、10月7~9日、京都において日本史研究会大会への参加と史跡見学を目的とする学外研修を実施しました。日本史研究会は、日本史の研究に関する主要な学会の一つで、毎年1回大会を開催します。2023年度大会のテーマは「日本史における社会の変化と政治の展開」で、龍谷大学大宮キャンパス(京都市下京区)で開催されました。

今回の学外研修は、史学専攻修士課程所属の大学院生に対して、学会の研究活動とはどのようなものか、いま日本史学界ではどのような問題が注目されているのか、学会発表はどのように行ったらよいのかなどについて実地で知るとともに、他大学の研究者と交流する機会を提供し、研究者としての意識や能力を高めることを目指したものです。

同大会の前後を利用し、京都御所などの史跡見学も実施しました。

日本史研究会大会会場入口にて

西本願寺唐門見学

Topへ戻る

2023年7月26日桑名ゼミ(ヨーロッパ現代史ゼミ)と基礎課程演習9履修生がチェコ大使館・チェコセンター東京訪問

駐日チェコ大使館は聖心女子大学の正門を出て徒歩数分の所にあり、2022年には本学でマルチン・トムチョ大使の講演会、2023年はチェコと日本の交流100年に関する展示を開催するなど、協力関係を築いています。

2023年7月26日には、史学科の桑名ゼミと基礎課程演習9の学生たちがチェコ大使館を訪問し、ルカーシュ・ズィーハ領事にチェコという国の特色やご自身の経験について、貴重なお話をうかがうことができました。

同じ敷地内にあるチェコセンター東京の展示も見学し、日本語の上手なチェコ人職員の方にアニメや映画、音楽など、意外に身近なチェコ文化についてご説明いただきました。

チェコ大使館にて

チェコセンター東京にて

Topへ戻る

2023年2月28日~3月1日2022年度史学科日本史コース学科旅行(姫路・京都・大阪)

史学科の日本史コースでは、2年次生を対象として、年度末に史跡や博物館などをめぐる通称「学科旅行」を行っています。コロナ禍でしばらく中止になっていましたが2022年度はcovid-19対応のガイドラインに沿って姫路・京都・大阪を2泊3日、以下の行程でめぐりました。

2月27日
姫路駅集合→亀山本徳寺→射楯兵主神社→姫路城→大阪・淀屋橋泊
2月28日
清水寺→霊山歴史館→八坂神社・昼食→本能寺・錦小路・京都文化博物館→三条通で近代建築ウォッチング→≪オプション≫中之島散策→大阪・淀屋橋泊
3月1日
大阪歴史博物館→大阪城→一次解散→≪オプション≫京橋周辺で昼食・四天王寺・通天閣→二次解散

古代、中世、近世、近代の全時代の史跡をたどることができ、貴重な学びの場になりました。

射楯兵主神社の縁結び絵馬に興味津々

姫路城をバックに記念撮影

レトロビルを眺めながら三条通を歩く

大阪歴史博物館のジオラマの前で

Topへ戻る

2022年12月20日大学院講演会「鎌倉殿と愉快な仲間たち―将軍と御家人たちの”信仰”―」

2022年12月20日、大学院講演会「鎌倉殿と愉快な仲間たち―将軍と御家人たちの”信仰”―」を開催いたしました。
柿島綾子氏(三島市郷土資料館・本学大学院修士課程修了生) 、時田栄子氏(立教大学大学院博士後期課程・本学卒業生) 、海上貴彦氏(東京大学史料編纂所助教・『鎌倉殿の13人』公家文化考証担当) のお三方によるの講演の後、パネルトークでは史実とドラマの関係、歴史学の研究の手法、当時の宗教観や講演でも言及された三島市のおすすめの史跡など様々な角度から質問がありました。

また、姉妹校の聖心女子学院中・高等科からも生徒さんが参加し、積極的に質問を寄せてくれました。
昨今ますます注目が高まっている日本中世史について理解を深める貴重な機会となりました。

本学学生のみならず、学外の多くの方々にもご参加いただき会場は大いに盛り上がりました

Topへ戻る

2022年12月9日ヨーロッパ現代史I・地域研究2(国際交流学科) 駐日チェコ共和国大使特別講演会

2022年12月9日、駐日チェコ共和国大使マルチン・トムチョ閣下をお招きして、特別講演会「チェコ共和国、EU、そして日本―100年を超えるチェコと日本の繋がり―」を、史学科「ヨーロッパ現代史I」と国際交流学科「地域研究2」合同で開催しました。

創立当初より聖心とチェコは関係が深く、姉妹校の施設の設計は広島の「原爆ドーム」を設計したヤン・レツルやアントニン・レーモンドら、日本で活躍したチェコ人建築家によるもので、その一部は現在でも使用されています。動画やクイズも交えながら、チェコの歴史やEUにおけるチェコの役割、チェコと日本との交流について理解を深める貴重な機会となりました。

Topへ戻る

2022年11月13日土田ゼミ(日本近現代史ゼミ) 学外研修(明治神宮・代々木公園周辺)

2022年11月3日、日本近現代史ゼミでは、明治神宮・代々木公園周辺の見学会を実施しました。東京には日本の近現代史に関わる史跡がたくさんあります。現在の代々木公園がある場所は、第二次世界大戦前には陸軍の訓練施設「代々木練兵場」があり、1910(明治43)年に日本で初めて飛行機が飛び立った地でもあります。1964(昭和39)年の東京オリンピックでは選手村が設置されたので、オリンピックに関する史跡もあります。

「日本航空發始之地」記念碑の前にて

Topへ戻る

2022年10月28日ヨーロッパ現代史I 学外研修(新国立劇場『レオポルトシュタット』観劇)

2022年10月28日、「ヨーロッパ現代史I」では、新国立劇場にて『レオポルトシュタット』を観覧しました。
この演劇はウィーンに住む実業家として成功したユダヤ人一族、メルツ家のハプスブルク帝国期から第二次世界大戦後までの運命を描いた作品です。

劇中では1899年から1955年まで描かれ、登場人物たちも年齢を重ね、世代交代していきます。一見すると複雑な印象の物語ですが、俳優陣の熱演、そして本学の卒業生であり新国立劇場の芸術監督を務める小川絵梨子氏の巧みな演出により意外なほどわかりやすく、生き生きとウィーンのユダヤ人の歴史が語られていました。

劇場ロビーに掲示された登場人物の家系図。4世代にわたる壮大な物語でした。

Topへ戻る

2022年10月23日大西ゼミ(ヨーロッパ近世史ゼミ 学外研修) (渋谷区立松濤美術館「装いの力―異性装の日本史」展)

2022年10月23日、大西ゼミの受講生一行は、渋谷区立松濤美術館開催の「装いの力―異性装の日本史」展に行ってまいりました。ゼミではヨーロッパ史と日本史にみられる異性装を比較することで多様な男装・女装に関する理解を深めてきましたが、松濤美術館では、テキストに掲載されていた絵画や衣装の実物を鑑賞することができて感動しました。会場では一同、当時のリアルに触れることで、しばし遠い歴史に思いをはせた次第です。

美術館のスタッフさんにお願いして、3年生と4年生の集合写真をとっていただきました

Topへ戻る

2022年8月31日~9月2日石原ゼミ(日本中世史ゼミ) ゼミ旅行(伊豆)

2022年の8月31日から2泊3日で日本中世史ゼミ(石原ゼミ)のゼミ旅行に行きました。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなんで伊豆を巡見し、修善寺や伊豆山神社など源頼朝の故地をはじめ、韮山反射炉など中世史に限らず広く歴史の舞台に触れることができました。大河ドラマ館など足を運んだ際には、偶然にもドラマ関係者にお目にかかるという嬉しいハプニングも!

伊豆山神社

韮山反射炉

竹林の小径でひと休み

伊豆山神社、龍神池の鯉を撮影する学生たち

Topへ戻る

2022年7月6日基礎課程演習9 鈴木周氏演技ワークショップ

2022年7月6日、劇団四季団員の鈴木周氏をお招きして、基礎課程演習9(1年次対象)でロール・プレイングのための演技指導ワークショップを開催しました。鈴木氏は劇団俳優座をへて劇団四季に入団され、舞台のほかテレビドラマ、海外ドラマの吹き替えなど、多方面で活躍してこられた方です。ベテランの俳優さんを前に学生たちは緊張気味でしたが、『ハムレット』のオフィーリアの台詞を精一杯語っていました。終了後鈴木氏より、「学生の皆さんの、シャイだけど台本にまっすぐにむかっている姿に感動しました」というコメントをいただきました。

Topへ戻る

2022年6月10日ヨーロッパ現代史I・英米文学演習I−1(英語文化コミュニケーション学科) 宝塚歌劇団宙組初代トップスター姿月あさと氏特別授業

2022年6月10日、宝塚歌劇団宙組初代トップスターの姿月あさと氏をお招きして、史学科の「ヨーロッパ現代史I」と 英語文化コミュニケーション学科の「英米文学演習I−1」合同の特別授業を開催しました。

授業のテーマは、ハプスブルク帝国の皇后エリザベートの生涯を描いたミュージカル『エリザベート』。姿月氏は1998年の宙組公演で、エリザベートを愛する「黄泉の帝王」トート役を演じておられ、ミュージカル俳優・歌手としての豊富なご経験にもとづくお話の数々に、受講生たちは息をのんで聴き入りました。

Topへ戻る